月の暈

June 9, 2016

帰り道虫の音コンビニの照明

通り過ぎるヘッドランプ

少しだけ肌寒くなって

夏の匂いがしなくなった一人の夜

 

悲しいわけじゃないのに

胸が痛くなった鈍くなった心

それでも息は続くから

怖いのは一緒等しく照らされる生命

 

帰り道ヘッドホンとノイズで塞いだ筈の

憂鬱が押し寄せて

少しだけ弱音が溢れて君に話したくなった

独りの夜

 

そんなこと君に話したらなんて言うかな

笑うかなそうだといいな

本当の心の奥なんて見えないから

僕らは生きていける

 

どんなに肌を合わせたって

1つには成れない君が優しく笑う

それでも息は続くんだよ

夜空に浮かぶ月僕を照らした

 

見上げた月の暈は

君には何色に見えるだろう

きっと僕と同じじゃないから

君と僕がここに在るんだろう

 

高鳴る胸の音は

君と僕こんなにも似てるのに

絶対一緒には成れないから

僕は君と出会えたんだよ

 

帰り道を一人歩く

そんな孤独が教えてくれた

君と僕はひとつじゃないから

一緒に生きて死んでいけるんだよ

 

君が優しく笑う

 

 

 

 

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