月の暈

帰り道虫の音コンビニの照明

通り過ぎるヘッドランプ

少しだけ肌寒くなって

夏の匂いがしなくなった一人の夜

悲しいわけじゃないのに

胸が痛くなった鈍くなった心

それでも息は続くから

怖いのは一緒等しく照らされる生命

帰り道ヘッドホンとノイズで塞いだ筈の

憂鬱が押し寄せて

少しだけ弱音が溢れて君に話したくなった

独りの夜

そんなこと君に話したらなんて言うかな

笑うかなそうだといいな

本当の心の奥なんて見えないから

僕らは生きていける

どんなに肌を合わせたって

1つには成れない君が優しく笑う

それでも息は続くんだよ

夜空に浮かぶ月僕を照らした

見上げた月の暈は

君には何色に見えるだろう

きっと僕と同じじゃないから

君と僕がここに在るんだろう

高鳴る胸の音は

君と僕こんなにも似てるのに

絶対一緒には成れないから

僕は君と出会えたんだよ

帰り道を一人歩く

そんな孤独が教えてくれた

君と僕はひとつじゃないから

一緒に生きて死んでいけるんだよ

君が優しく笑う


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